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このたび、PSP版ウイニングイレブン9(ユビキタスエヴォリューション)を購入しました。そういうわけでブログのアップを試み、公式ページ(ウイニングイレブン・オフィシャルウェブサイト)を調べました。すると次回作に関する発表が掲載されていました。9月25日にアップされていたようです。我ながら、なかなかグッドタイミングです。前のプレスリリースは6月22日のようなので、一応あれから三ヶ月経っているわけですね。

6月22日発表 http://www.konami.jp/we/info/2007/06/2007.html

9月25日発表 http://www.konami.jp/we/info/2007/09/2007_1.html
2007年8月2日PS2Jリーグ ウイニングイレブン2007 クラブチャンピオンシップ
2007年10月25日NDSワールドサッカー ウイニングイレブンDS ゴール×ゴール!
2007年11月22日PS2,PS3,Xbox360ワールドサッカー ウイニングイレブン2008
2008年1月PSPウイニングイレブンシリーズ(仮題)
2008年春Wiiウイニングイレブンシリーズ(仮題)

ワールドサッカーウイニングイレブンの次回作は11月22日発売。今からだと、だいたい二ヶ月後でしょうか。

ワールドサッカー ウイニングイレブン 2008ワールドサッカー ウイニングイレブン 2008ワールドサッカー ウイニングイレブン 2008
「ワールドサッカー ウイニングイレブン 2008」 PS3/PS2/Xbox360
(11月22日発売予定)

中古相場に思うこと

現在の最新作はワールドサッカーウイニングイレブン10となっていて、新品の相場も中古の相場も大差なし。中古の相場がしばらく高価のまま硬直しています。発売以来、廉価版すら出ていません。ワールドサッカーウイニングイレブン9の中古の相場はだいたい2000円くらいでしょうか。「2008」の発売によりワールドサッカーウイニングイレブン9の相場は(それなりに)崩れるかもしれません。

9と10の日本代表

ワールドサッカーウイニングイレブン9の発売日は(amazonを参照するに)2005年の8月4日です。ワールドカップがあったのは2006年、アジアカップがあったのは2007年。オシム監督になってから日本代表は様変わりしており、日本代表で遊ぶにはかなり厳しいものがあるかもわからない。

9の攻略ページ http://www.game-king.net/we9/we9.html
9の日本代表選考メンバー http://www.game-king.net/we9/we9-selection-member.html

ちなみにワールドサッカーウイニングイレブン10の発売日は(amazonを参照するに)2006年4月27日でした。

10の攻略ページ http://www.game-king.net/we10/index.html
10の日本代表選考メンバー http://www.game-king.net/we10/japan.html

駒野や今野、松井や巻、寿人、達也の名前があるので、9よりかはだいぶオシム風に遊べる仕様になっていそうです。それでも啓太と憲剛がいないのが厳しいです。

10にいて9にいない代表メンバー
都築、下田、曽ヶ端、茂庭、箕輪、駒野、村井、今野、長谷部、松井、久保、巻、寿人、達也

9にいて10にいない代表メンバー
松田、藤田、西

Jリーグ ウイニング イレブン 2007 クラブ チャンピオンシップ

Jリーグ ウイニング イレブン 2007 クラブ チャンピオンシップ
Jリーグ ウイニング イレブン 2007 クラブ チャンピオンシップ

先日、ウイニングイレブンのJリーグバージョンが発売となりました。といっても発売日は8月2日ということで、一ヶ月以上も前のことではあります。

前作は「Jリーグ ウイニングイレブン10+欧州リーグ'06-07」、その前は「Jリーグウイニングイレブン9 アジアチャンピオンシップ」です。なるほど、今作からは「11」ではなく「2007年」をタイトルに割り当てることにした、ということなのでしょうか。

ちなみにJリーグはシーズンが春に始まって冬に終わるので「2007年」でピッタリ。海外のリーグは夏までにシーズンが終了し、秋から新シーズンが始まるので「06-07」のようになっている。

試プレイが可能だったので、コントローラーを手にとってみました。

なんと、ナショナルチームで遊べないらしい。最近の話で言えば、日本代表はスイスやオーストリアと試合をしたわけですが、こういう試合に刺激を受けてウイイレがやりたくなっても、そういう遊び方はできないみたいです。




現代史の対決 (文春文庫)

現代史の対決 秦郁彦

目次

一 日中関係史をたどる――南京虐殺から瀋陽事件まで――
 日中戦争の遺産
 南京事件――論点と課題
 「撫順戦犯裁判」認罪書の読み方
 運命の十年――柳条湖から真珠湾へ
 瀋陽事件・チャイナスクール・外務省改革

二 慰安婦と教科書問題
 「アジア女性基金」に巣喰う白アリたち
 カンガルー裁判・「女性国際戦犯法廷」見聞記
 日韓「教科書戦争」の季節
 ペリーの「白旗書簡」潰しに狂奔した宮地正人氏とその一派
 欠陥だらけの山川教科書『詳説日本史』執筆者の正体

三 「あの戦争」と靖国問題――開戦と終戦――
 日米開戦の日の記憶
 太平洋戦争――欠けた「戦場への想像力」
 「空想虚言症」の記憶にさいなまれる朝日新聞――終戦特集を検証する
 靖国神社「鎮霊社」のミステリー

四 昭和史の断片――戦争犯罪から別姓論争まで――
 鼎談 戦争犯罪ワースト20を選ぶ
 “わがまま族”の「夫婦別姓」論を許すな
 「第三国人」と言ったのはGHQじゃないか
 タバコを追放すべきか
 書評――広田照幸著『陸軍将校の教育社会史』
 読書日記――戦後五十一年目の夏
 テロ報道が書かなかったこと

あとがき


感想

瀋陽事件とは。北朝鮮人の亡命希望者らしき複数人が中国の日本国総領事館に駆け込んだものの中国の官憲に引きずり出された。この一部始終がビデオに撮影されていて、これが報道された事件。すっかり忘却の彼方だったので、思い出せてよかった。

慰安婦問題に関するネットウヨの主張については、吉田清治氏の著作に関する検証結果が示されることが多い、という印象がある。どうやらこの本の著者である秦郁彦氏のレポートがソースなのではないか。この他にもネットウヨのソースには、かなり秦郁彦氏の仕事によるところが多そう。ただし決して秦郁彦氏が先導して何かの運動を行っているわけではなく、単にネットウヨがありがたくソースにしているに過ぎない。

戦争犯罪の証言について検証されていたが、裏をとる手法などが展開されていて、とても勉強になった。秦郁彦氏の本は機会があったらどんどん読みたいと思った。

ペリーの「白旗書簡」というのは、いわゆる砲艦外交について。事実無根だ、という主張がやはり出てくるらしい。歴史の真実を正しく知るというのは大変なことだなあと改めて思う。

山川教科書について担当者が変わり記述も変わったらしく、これに対する添削が試みられていて、これが興味深かった。ちなみにこの新担当者はHPを運用していたらしいのだが、かなりざっくばらんな内容となっているらしい。改めて情報リテラシというものを早く自分の中で確立させるべきとも思うが、うまい結論など出やしない。

いわゆるA級合祀に関するいきさつについても書かれていて興味深い内容だった。世間には天皇が参拝できるように排除するという主張があるようだが、本当にA級合祀が原因なのか眉唾であり、とても賛同できないのだが、この本に書かれてあったことはとても面白かった。

この本にも対談の部分で秦郁彦氏の発言の中で中島今朝吾の名前が挙がったものの、詳細は言及されていなかった。やはり気になる。

「第三国人」の起源がGHQなら、どんだけーという感じ。




直言!日本よ、のびやかなれ 櫻井よしこ
直言!―日本よ、のびやかなれ

目次

はじめに

第一章 考える能力を失った日本
 ハワイの中に見た美しい日本
 日本の民主主義は機能しているか
 日の出町ごみ捨て場周辺の環境汚染
 何故日本は、こんなにゴミが多いのか
 薬害エイズは何故生まれたか
 中央と地方の役割分担の具体的提案
 日本の国力の限界
 日米安保について考えなければならないこと
 日本は今後、国防をどうすべきか
 国民として成長するために

第二章
 何故今、日本は就職難なのか
 経済の規制とは何か
 郵便貯金の金利が高い理由
 「財投」とは何か
 何故日本の航空運賃は高いのか
 日本の車検業界に明日はあるのか
 農協が日本の農業をだめにしている
 民営化されたNTTはどれほどよくなったか

第三章
 何故日本人は自分の国に自信が持てないのか
 教科書に記載される「従軍慰安婦」
 強制連行の事実はあったのか
 政府の謝罪と外務省の資料との大きなギャップ
 開設二ヵ月で閉鎖された慰安所
 強制連行を裏付ける資料とは
 朝日新聞と吉田清治氏の主張
 済州島での聞き取り調査
 吉田清治氏の著書に見る多くの矛盾点
 認めなければならない慰安婦の現実
 慰安婦たちへの補償は民間で行うべき
 「南京事件」の犠牲者数
 『南京戦史』を検証する
 外国人記者による「南京事件」の報道
 改善されない日中関係
 正しい歴史認識を得るために
 日本の姿

第四章
 四十年ぶりに絵が描けた日
 子どもの個性の源はどこにあるのか
 考える力を身につけることの大切さ
 子どもに責任感を持たせるには
 「いじめ」について考えなければならないこと
 子どもを「いじめ」から守った具体例
 日本のノーベル賞の数が示していること
 日本の“最も優秀な人々”が犯した犯罪の数々
 “できる子ども”とは“迷わない子ども”のことなのか
 高校までの教育は地方自治体に任せるべき
 文部省は大学教育を充実させよ
 子どもと一緒に夢を描こう

第五章
 林野庁がだめにした日本の山林
 休耕田の多い農地
 海の中にも“荒れ地”が
 山が荒れるから海が荒れる
 山から川に流れる水が痩せている
 コンクリートの樋と化した川
 海を豊かにするために植林を始めた人々
 驚くべき国有林行政の実態
 一日も早く解体してほしい林野庁
 ゴミ処理は有料化にすべき
 ひとりひとりが考えたいゴミ対策

おわりに
参考文献

第一章 感想

米国の日系人は、日米開戦のときに財産を没収されて収容所入り、なんて話を聞いたら、マイク・ホンダの奇行も頷ける。日本が何かやらかせば、自分らが、という立場なのだろう。日系とは血だけの話である。肌の色が日本人っぽいだけで、日本人ではなく、アメリカ人である。かつて日本人だったのだから親日だろういうのはとんでもない幻想。という発想が必要な気がした。

櫻井氏は両親の話を総合して判断するに貧しい国だったのだろうと語る。この論調はステレオタイプ化されているものではあるが、これに異を唱え、日本は決して貧しくなかったという意見がある。(当時のアメリカ程ではなかったにせよ)私もそのような気がする。

東京都の西多摩にゴミ捨て町があるという。環境問題で争ったところ、争うことを選ばずに金を払いつづけることを選んだという。毎日30万円が振り込まれているという。超羨ましい。

日本の廃車事情とドイツの廃車事情が比較されている。ドイツでは法制化されているため、メーカーは廃車を回収せざるをえないという。

※札幌のゴミ屋敷の話を思い出した。屋敷の主人にとりついて、あーだの、こーだのやっているが、くだらない。屋敷の主人もどうしようもないのだろうが、それ以上にどうしようもないのは捨てる側だ。産廃業者が自治体から大金をもらうだけもらって、しかるべき処分を行わず、あそこにゴミを捨てているだけではないのか。憶測ではあるが、おそらく間違いないだろう。金を返せ。

地方分権を基礎とした場合、中央政府の役割はマクロ経済政策・外交・安全保障に凝縮されるとして、そちらに焦点を移す。

国際法を盾に論じるならば、日本国としては沖縄の人々は決戦前にすべて本州などに疎開させなければならなかったように思う。沖縄の方々に対しては、敬意がいくらあっても足りないように思う。村山、河野の「沖縄ひとり先走りされては困ります」が挙げられているのを読むに至っては、苦笑せざるを得なかった。海兵隊基地のグアム移転は一長一短あるんだろうが、悪い話ではないように思う。

日米安保等国防問題については現在進行形でホットな議論があるので、そちらに譲る。

>「今の日本に国民はいない。いるのはただ庶民ばかりなり」
維新期に出島に海軍伝習所が開かれ、そこに招かれたフォン・カッテンディーケというオランダの海軍大将が残した日記にそういう文章があったんだと。海軍に関することはともかく、「外交」などの概念もまた教授してくれたらしく、伝習所には勝海舟、坂本龍馬などが学んだそうな。

今現在を生きる憂国の士がいるにしても、官僚機構の中にあっては肩身が狭そう。官僚は自分からは変えられないから、議員主導で変えないとならない。自分のことにならなければ必死にならないのは当たり前だが、日本に民主主義は育ちうるのだろうか。2007年の参院選投票しなかった人は四割超。無党派層は寝ていてくれればいい、by森。昔と大差ないのかも知れない。

専門外のことには首を突っ込まず、専門家に任せるという精神は悪くない。しかしエリート官僚は自分の給料のことばかり考え、事なかれ主義、何かあったらトカゲの尻尾よろしくエリートでない官僚をスケープゴートにする体制というのはいかがなものか。朝日岩波文化人、日教組、学会などが幅を利かせているのもまた笑えない。

第二章 感想

人件費の比較は難しい。その時点の為替相場に換算して比較しているのだろうか。購買力平価に基いて比較しているとすれば、それなりに説得力はありそうだが、はっきり分からない感じ。リストラの体(てい)の良い口上に過ぎない感じがする。

国鉄、郵貯、財投、航空、車検、農協、NTTについて言及してある。

航空は昔、JALは国際・国内幹線、ANAは国内幹線・ローカル、JASはローカルという住み分けだったらしい。

車検が法制化されているのは日本とドイツだけだという。ドイツの車検は検査したあと整備するらしい。日本は整備してから検査するらしい。確かにどう考えてもドイツ式が理にかなっている。

ベンチャーキャピタルについても言及されている。マイクロソフトやデルなどは確かにすごいと思う。現在のJASDAQの惨状をみると苦笑したくなるところはある。

第三章 感想

歴史問題といえば慰安婦と南京事件。

慰安婦問題については、一番直感に訴えたものは「『軍』慰安婦急募」「慰安婦至急大募集」の新聞広告だった。韓国政府のホームページに掲載されていたらしいが、自爆だと気づいたのか、削除されてしまったらしい。インターネットで出回っている。

1947年11月22日の戦争裁判の判決記録によれば、オランダ人女性に売春を強要する事件があったらしい。二月末に慰安所を開設。同年四月に軍本部はこれを発見し閉鎖したという。九名(軍人五名、民間人四名)が裁かれ、一名が死刑、八名に対して懲役の実刑が下ったという。このような惨劇もあったのは事実なのかもしれない。

韓国主張の強制のソースは吉田清治氏の著作であるらしいが、これについては、とうに秦郁彦氏がでたらめであることを論破しているようだ。

『私も実例に出会うまではそう思っていましたが、南京虐殺事件で暴行・殺傷などをやりました、と告白して戦友から嘘をあばかれた例を三件知って、世の中にはこの種の詐話師がいるんだと覚りました。パターンはほぼ決まっていて、マスコミで罪を告白→著書を刊行→市民団体に頼まれ全国講演→現地へ行って土下座の謝罪、という順序です。彼らは嘘をあばかれても平気だし、見捨てられることもありません』但し『吉田氏を右のパターンと同一視するつもりはない』 昭和史の謎を追う(下巻) 秦郁彦

「はだしのげん」の町内会会長を思い出した。

「従軍」というのは吉田清治氏の造語らしい。考えてもみれば強姦といったらテレビ朝日の刑事ドラマによくあるテーマではある。センセーショナルなストーリー、吉田清治氏の著作もそれと同じノリだったのかもしれない。吉田清治氏によるその旨の公表を切に望む。

米国の慰安婦決議に先立って、2007年6月14日のワシントンポストに全面広告を出したという。
(1)慰安婦の募集をめぐる「狭義の強制性」の否定
(2)不当な募集を行った業者の処罰
(3)インドネシアでオランダ人女性を強制的に慰安婦とした事件の処罰
(4)元慰安婦らの証言に対する疑問
(5)慰安婦の待遇

この本に書かれてあることとほぼ一致していると思う。この本は1996年12月10日発行とある。この時から既にこれだけの情報が集まっていたとは、自分の無知が情けない。

河野談話についても述べられている。当時は1993年8月ということで、これがこの本と同時期だったらばかなり面白かったのだが。

史料として、昭和十三年二月二三日付「渡支那人取締状況『支那渡航帰女の取扱に関する件』」が挙げられている。
>内務省警保局長から各庁府県の長官宛に出された通達
ただしこれは中国へ渡航する日本人向けであり非日本人の取扱が異なっていたという可能性はある、としっかり言及されている。

次に、昭和十四年三月二日付「渡支那取締方の件――支那事変に際し邦人の渡支制限並取締関係雑件、邦人渡支取締に関する拓務省報告(第1巻)」が挙げられ、身分証明書と旅券発行に関する記述からは、日本人女性と非日本人女性の差別は見えてこないと繋ぐ。

さらに昭和十四年九月六日付で「台南州知事」が「台湾総督官房外務部長」に宛てたものが挙げられ、朝鮮人経営者による慰安所も存在した、と思わせる文章がそこにはあった。

慰安婦に関しては教科書に載せること自体に、私は反対。百歩譲って載せるにしても「強制」とする教科書には常識を疑う。吉田氏の造語である「従軍」も使用すべきではない。慰安婦は「公娼制度」であり「日本人女性」がそれなりの割合を占めていたことも載せるべき。などと思う。「朝鮮人による業者もその斡旋を行っていた」となっては、もはやこれが教科書問題になるのかとも思う。この理解で当っているかが、断固として自信がもてないのが悲しい。


偕行社「南京戦史」を総括するに南京事件においては三万一千人余りの命を奪ってしまったということになるという。

三十〜四十万はおかしいと日本人が言うことに中国人が不快な気分を抱くということは、大いに理解できる。だからといって四十万と言われて、ハイそうですかというわけにはいかない。

>…、これ以前の戦いでは日本軍は南京でみられるような「虐殺」は「まるでしていなかった」と言われます。

>ダーディン記者は一九三七年夏に日中戦争がおきて以来、その戦いをつぶさに取材した記者です。南京を拠点にして上海から杭州や南京での日中両軍の戦いを取材し記事を書きつづけた同記者はインタビューの中で「南京攻防戦の際でも……日本軍将校がきわめて礼儀正しかったことを記憶しています」と述べています。

ティルマン・ダーディン氏は、当時中国で活躍していたニューヨークタイムズの特派員らしい。これらについては、古森義久氏による『文藝春秋』1989年10月号「南京事件を世界に知らせた男」が参考文献とのこと。

この流れで理解するならば、南京事件くらいしか中国が主張できるポイントがないということなのだろうか。自分らなんかは、日本の兵隊はあちらこちらで虐殺し放題というのが脳内に刷り込まれている。

この本にも中島今朝吾が引用されていた。南京事件については勉強中の身ではあるけれども、どうも中島今朝吾を正しく理解することが日中戦争理解への近道であるような気がしている、直感的に。

櫻井氏にとっては父母の世代の歴史であるという。私にとっては祖父母の世代の歴史である。これが曾祖父母の世代の歴史に至っては、確かに遠い過去の話になってしまうのかもしれない。この書が発行されたのは(前述の通り)96年12月のようだが、現在歴史に正面から向き合おうとする動きが盛んになっているのが救い。

祖父母が固く口を閉ざしてきた、というのは揺るぎない事実であり、自信を持てない原因になっている。当時のことを知らないだけに、毅然たる態度を取って転ぶのが怖い。

アメリカにて少年犯罪者に対して、自らの犯した罪をリアルに演じさせて再現させるという試みがあったらしい。汚いものから目を背け、自分と関わりのない事だと思考停止してしまっては同じことを何度も繰り返す、というのは当っているように思う。

第四章 感想

十歳くらいから描けなくなったという絵が、四十年も経ってから意外と描けるということを発見したという。苦手意識というものは怖いなと思った。

教育について憂う。教育については、もうすべてゼロから作り直した方が良いと思う。6-3-3-4からして終わってると思う。

正直、レールを敷いてくれていた方が良い。そういう意味では試験というのは良い制度だと思う。問題集というのは解いていて面白いものだ(設問が偏見に満ちた無茶苦茶な問題集は破り捨てたくなる代物だが)。

というか学校は子守り機関であって実学的なことを教える気などはさらさらない、というのは間違いないと思う。確かに例えば私が大学で習った知識を高校で習えるのだとしたら、羨ましくて仕方がない。

教師は全員、教職の単位を取り教員採用試験に合格して、ついにその資格を得た精鋭ではある。おかげ様で、教師にはなりたくても簡単にはなれない。

スイスに引っ越す親御さんが、子供がいじめられるのではないかと懸念して、事前に格闘技を仕込んでおいたら、これが功を奏していじめられずに済んだ、という話が載っていた。

現代はインターネットがあるから、陰湿ないじめが容易に想像つく。子供は大変だと思う。

第五章 感想

治水に関しては、安全性が格段向上したのかもしれないが、あからさまに趣がなくなっているのは確実。地方分権的ではなく中央集権的に行われているので、尚更。

自然自然とはいっても、先人が何代も重ねて荒野を開拓してきた賜物の上に我々は立っており、我々がノスタルジーに浸る自然というものはすべからく人工的な風景である、という話はよく聞く話ではある。

林野庁、農政、河川行政、港湾行政について。そしてゴミ減らしについて。

なんとなく日本は自然が豊かな感じがしなくもないが、飛行機で上からみるとけっこう荒れているという。グーグルアースを使って遊んでみるのも良いのかもしれない(風景を眼下に見据えた直感的な感覚には敵わないだろうけれども)。

林野庁は運営的に相当酷いことになっているらしい。民営化しようにも、それでは林がなくなってしまうわけで、一筋縄にはいかないという。

海の中まで荒れ地になっているという話が。昔あった昆布の森がなくなっていたと。松永和彦氏がいうには、山が荒れるから海が荒れるのだそう。

ブナ林の腐葉土が水を蓄える話について書かれていた。日本的には杉が便利なので、これをたくさん植えた。植林して、しかも売れば役に立つというのは悪くないと思うけど、花粉症みたいな公害を呼ぶというのは残念な話。杉はブナほど水を蓄えるわけでもなく、雨が降ったところで味気のないまま直接川に注くわけで、それがコンクリートの雨樋を伝うように無機的に海に流れても、沿岸の生態系的にはさほど嬉しくないらしい。

中標津の漁師が前述の松永氏の指導を仰いで、山に植林した話があるらしい。漁師が植林っていうのだから凄い。こういう拍手喝采の努力が、ぽっと出の余所者によってあっというまに踏みにじられうる、という絵が連想しうるというのが痛すぎる。

国土の環境整備は風水だ。




ゲド戦記 アーシュラ・K・ル=グウィン著 清水真砂子訳

ゲド戦記 1 影との戦い (ソフトカバー版)ゲド戦記 2 こわれた腕環 (ソフトカバー版)ゲド戦記 3 さいはての島へ (ソフトカバー版)ゲド戦記 4 帰還 (ソフトカバー版)ゲド戦記別巻 ゲド戦記外伝 (ソフトカバー版)ゲド戦記 5 アースシーの風
1 影との戦い
2 こわれた腕環
3 さいはての島へ
4 帰還
ゲド戦記外伝
5 アースシーの風

順番通りに読むのが一番良いと思った。
※まだ外伝を読んでいないのだが、そのうち読もうと思っている。


1. ゲド戦記における魔法使い
・魔法を使って自然を変化させれば、自然のバランスもまた変化する。その結果が分かっていない者はその魔法を使うべきではない。
・魔法には「姿変えの魔法」もある。しかしクマに変化し、もはや人間に戻ることを忘れ、そのままクマになってしまった魔法使いの話がある。
・こういった事情があるため、「まやかしの魔法」が子供だましにはうってつけなのである。
・魔法を使うには、「真の名」をもってする。そういう意味で、辺境においては魔法が全く通じないかも分からないのである。ローク学院で叩き込まれる知識の量は膨大である。


2. ゲド戦記における竜
竜の描かれ方がひじょうに面白い。竜は強大な力を持った恐ろしい存在であり、太古の言葉を使う存在でもある。竜と交渉した者が人々から「竜王」と呼ばれる。ファンタジーゲームでよくあるような、力には力で討伐する、といった存在としては描かれていない事に激しく萌えた。


3. 太古にいったい何があったのか
その世界観は「アースシーの風」で総括された感じがある。しかしそれ以上に話の全体として、様々な概念が登場する度に、様々なインスピレーションを与えてくれる。平たい言葉でいうならば、夢がひろがりんぐ。


4. 個々の感想

・1巻、物語的にはただストイックに影を追うだけという地味さなので「楽しかったー」という感じではないのだが、世界観が非常に面白かった。

・2巻、これも初めのうち読むの大変。でもやっぱりきっちりゲドにまつわる話なのだからル=グウィンの構想力は半端ない。話がつかめてくると、かなり面白い話になってくるので凄い。

・3巻、「帰還」まで読んだことがあるが、これが一番インパクト少なかったかも分からない。でもぼちぼち思い出してみるとやっぱり不思議ワールド全開なので、やはりルグウィンは凄い。4冊中一番オシャレなエピローグ。

・4巻、これもまた凄い構想。解説によると、この「帰還」を発行するまでは結構時間を経たらしいので、もしかしたら構想が中々まとまらなかったのかもしれない、そりゃそうだ。ゲドってヒーローになってハッピーエンドで終了なんじゃないの、っていうのが常人の発想のように思う。

・5巻、1〜4に散りばめられた背景的な要素が、この「5」にてまとまる感じ。原因があって結果あり、というか。初めから5の世界観が提示されて、そういうものだと分かっていて1〜4を読んでも、さほど面白く読めていなかったのかもしれない。けっこう自分の中で勝手に空想世界が広がっていたりするので。世界の果てがあると困るというか。空想世界に果てがないというか。



脱線

本を読んでいて読み読み途中に、面白いと感じる概念的な部分部分というのがあるんだろうけど、結末が近づいてきて最後のほうを読んでいくうちに、前に面白いと思ったそういう部分を忘却してしまいがち。つまり結末だけしか覚えていないとか、そういう風になりがち。

面白いかけらとかけらの繋ぎ合わせ。全体で結末がついてフィニッシュすればOK。あからさまにこういう感じの手法でかけば、矛盾点が出る。だから出ないようするのだろうけれども。ジャンプの「ワンピース」ってそういうのに近いような。というか週刊誌連載物って大抵そういう感じなんだろうっていう風にも思うし、それが悪いとも思わないし。

※ゲド戦記がそういう本だといっているわけではない。



ゲド〜戦いのはじまり ロバート・リーバーマン監督
ゲド~戦いのはじまり~

クリスティン・クルックのテナー萌え。

「影との戦い」と「こわれた腕環」が元になっている。勧善懲悪の分かりやすい世界観による、エンターテイメント。ハイタカが真の名であり、ゲドが通称になっている。なぜわざわざ逆にしたのか意味不明。序盤のゲドの幼馴染?の女性との馴れ合いとか、完全に意味なさげ。コシルのエロスとかも釣なのか。悪の枢軸さえ分かってしまえば、ストーリーがすんなり把握できる。原作ゲド戦記の舞台を借りた別物。とはいえエンターテイメントとして頭を切りかえて観るには、映画の仕上がり的には悪くない感じ。



ゲド戦記 宮崎吾朗監督
ゲド戦記
「さいはての島へ」と「帰還」が元になっている感じ。詳しい評価については他に任せる。

少なくとも私にとっては原作とは別物。原作を読んだ解釈が人によってここまで異なるということなのか。「良かった」とも書けなければ、「あえていおうカスであると」とも書けない。原作へのネタバレ、先入観、という視点からみるならば、あえてカスといえるかも分からない。それくらい原作は好きだということなのだが、見てなかったらまず原作読んだほうが良いと思う。

ウサギがババア二人に対して「ババア」と罵る台詞があった。ここが直感的に嫌いだった。あの部分で「ババア」という台詞が要るようなキャラクターなのかといったら、そうでもない。後々考え直してみても、不要な台詞のような気がしてきた。ジブリには何か一定のボーダーラインがあるように感じていたのだが、あの台詞にGOサイン出してしまうというのに驚いた。

抜き身の剣で、腕を落とす。このシーンも嫌いだった。単純に勧善懲悪で化け物退治を表現するならば、人間の腕ではなく化け物の腕を落とせば良く、腕を切ったのならば切ったで、切った腕は死ぬまで背負うのが、ゲド流に思う。考えてもみれば、テルーの顔の火傷にしても、ハイタカ(ゲド)の顔の傷にしても、過去を背負うというものが、原作を読んだときに伝わってきたメッセージだったような気がしなくもない。更にいえば、スプラッター的なシーンも、あとでドロドロに溶けて、もとの身体に戻って、腕を落としたという事実が誤魔化されている。

他にも気になったところ。クモのウサギに対する暴力。奴隷に逃げられたと報告した時に、ウサギがあんな仕打ちを受けるという意味が分からない。

次にウサギにテルーが襲われるのをアレンが助けるところ。アレンの表情の変化が、私には気持ちが悪い。エヴァンゲリョンが世に出てからああいうのが増えた気がする。流行っているのか。

ルグウィンのコメントも、なんとなく言いたいことが分かるような気がしなくもなかった。



宮崎駿とゲド戦記

とくに「風の谷のナウシカ」の世界観は「ゲド戦記」の影響が感じられた。ユパ様はオジオンの面影があるし、テトはオタク(ヘグ)に由来していそうな感じ。「ゲド戦記」を監督しなかったのは、もしかすると「風の谷のナウシカ」と同じ感じになってしまうのを危惧したからなのかもしれない。実際、初めてオファーを入れたのはナウシカの映画化前のようだ。当時は断られたかもしれないが、映画ナウシカが生まれたわけで、天佑だったのかもしれないなあと思った。




空便

安く乗るポイント=とにかく早めに予約
・一ヶ月前までに予約
・一週間前までに予約
・前日までに予約

ANA
 羽田〜千歳
 成田〜千歳 2/Day
 羽田〜釧路 2/Day
 羽田〜中標津 1/Day
 羽田〜女満別 2/Day
 羽田〜オホーツク紋別 1/Day
  国内線就航都市一覧 http://www.ana.co.jp/dom/airinfo/networkmap/main_syuukoutoshi.html

JAL
 羽田〜千歳
 成田〜千歳 1/Day
 羽田〜釧路 3/Day
 羽田〜女満別 3/Day

鉄道1

関東から札幌へ

・夜行特急「北斗星(カシオペア)」 上野〜札幌
 北斗星 http://www.jreast.co.jp/cassiopeia/hokutosei/time.html
 カシオペア http://www.jreast.co.jp/cassiopeia/time/index.html

・特急「白鳥」 函館〜八戸
・特急「北斗」 札幌〜函館
・夜行急行列車「はまなす」 札幌〜青森
JR北海道函館支社 http://www.hakodate.or.jp/JR/train/default.htm

・東北新幹線 東京〜八戸
情報新幹線より http://www.shinkansen.co.jp/ryokin_tohoku.htm

東北新幹線盛岡〜八戸間開業により東北本線盛岡〜八戸間は第三セクターへ
・いわて銀河鉄道 盛岡〜目時
 http://www.igr.jp/
・青い森鉄道 目時〜八戸
 http://aoimorirailway.com/

鉄道2

札幌(千歳)から釧路へ

・富良野〜新得ルート
・新夕張〜新得ルート 特急「スーパーおおぞら」のみ
えきから時刻表より http://ekikara.jp/newdata/state/linemap/01-1.htm

・特急「スーパーおおぞら」 釧路〜札幌
・夜行特急「まりも」 釧路〜札幌
JR北海道釧路支社 http://www.marimo.or.jp/JR_Kushiro/rail.html

鉄道3

札幌(千歳)から網走へ

・特急「オホーツク」 網走〜札幌
・特急「スーパーホワイトアロー」 旭川〜新千歳空港
JR北海道旭川支社 http://www.jrasahi.co.jp/index.htm

バス

・スターライト釧路号 札幌〜釧路 2/Day(うち1夜行)
阿寒バス、くしろバス、北海道中央バス
・オーロラ号 札幌〜根室(中標津経由もあり) 1/Day 夜行
北斗交通、根室交通

・標津線代替輸送バス 阿寒バス
・厚床支線代替輸送バス 根室交通

Wikipedia 標津線
北海道時刻表 http://www12.plala.or.jp/hj/index.html

リンク

えきから時刻表 http://ekikara.jp/
JR北海道
 特急急行運転系統図 http://www.jrhokkaido.co.jp/network/map/inter1412.html
 運賃料金 http://www.jrhokkaido.co.jp/network/index_4.html



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